[おきなわ早わかり]
陸にも海にも存在する危険生物。対処法を知って安全に自然を楽しもう。
沖縄の美しい自然の中には、さまざまな生き物が棲んでいます。生物たちのなかには自身の身を守るために毒を持ち、中毒を起こさせたり、炎症やかぶれを起こさせたりするものも少なくありません。
しかし、そのほとんどはこちら側から攻撃をしかけなければ、めったに被害をもたらすものではないので、めずらしいものを見つけて興味を持っても、むやみに近づいたり、触れたりするのは避けましょう。
沖縄の海で、危険海洋生物による被害でもっとも多いのがハブクラゲによるものです。6月から10月にかけての被害が多く、7~8月がピークです。ハブクラゲは青みのある透明な体をしているうえに、速いスピードで泳ぐので見つけにくく、水深の浅い静かな場所を好むため、砂浜近くで多く被害が出ています。
触手に刺されると激痛が走り、ミミズ腫れや強いかゆみをもたらします。もしも刺されてしまったら、触手をはらい、酢をたっぷりかけ、氷などで冷やして応急処置を。まれに呼吸困難や筋肉の痙攣を起こすこともあるので、患部が広い場合や症状によっては病院で手当てを受けましょう。
そのほか、長いトゲに毒をもつウニのガンカゼやイイジマフクロウニ、神経毒をもつマダラウミヘビ、青い斑紋で魅了するヒョウモンダコ、背びれと胸びれに毒をもつミノカサゴなどもサンゴ礁の海の危険生物とされています。また、ウンバチイソギンチャクやオコゼの刺咬も報告されています。
陸の危険生物の代表は三角形の頭に鋭い目、牙から猛毒を注入する蛇、ハブです。体長の3分の2の長さが攻撃最大距離といわれているので、発見した場合は走らずに距離をとること。体長以上の距離を保てば大丈夫ですが、草むらや石垣の隙間などに潜んでいることがあるので注意が必要です。咬まれてしまったらお茶や水で口をすすぎながら何度も毒を吸い出し、心臓に近い方を縛るなど止血してすぐに病院へ。
また陸ではハチなどの昆虫の他、植物にも注意が必要です。米軍基地のフェンス沿いに植えられ、白やピンクの花を咲かすキョウチクトウは、毒性が強く、樹液のついた手で目や口を触れると頭痛や下痢などを引き起こすことがあります。木の実をむやみに食べることも避けたほうがいいでしょう。
情報提供者:
(財)沖縄観光コンベンションビューロー
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