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[おきなわ早わかり]
沖縄の伝統行事
カード更新日:2006年11月06日

旧暦で行われる沖縄の行事。重要無形文化財に指定されている祭りもある。

沖縄では、伝統行事の多くが旧暦をもとに行われています。旧暦とは月の周期を元に作られた太陽太陰暦のことですが、自然環境に左右されることが多い漁師や農家、農漁村文化を濃厚に伝える村落では、伝統行事だけでなく生活そのものが旧暦によって営まれていることも多くあります。
そのため沖縄の家庭には、旧暦が記載されたカレンダーがあることが多く、県内で作られるスケジュール帳には旧暦や日の出・日の入り、潮の干満などが書かれているものも見られます。

沖縄の伝統行事の中でも、近年、全国的に知られるようになったエイサーやハーリー、綱引きなどはイベント的要素が強いものもありますが、日程に多少のズレがあるものの、地域独自のエイサーやハーリーが伝承されているところがあります。
その他に子供たちの健康を祈る鬼餅(ムーチー)や、祖先を供養する行事、清明祭(シーミー)など家族単位で行われる行事は全県的に行われていますが、城辺町(ぐすくべちょう)で行われる津波除けの行事ナーパイ、八重山のシチィ(節祭り)など、一部の地域だけで行われるものもあります。

このように沖縄の伝統行事は各地域ごとに特色があり、特に、多良間島(たらまじま)の八月踊りや、県内各地にある種子取祭の中でもとりわけ有名な竹富島の種子取祭(タナドゥイサイ)は、国の重要無形文化財に指定されており、毎年多くの観光客が祭りを見学に訪れます。

地域独自の行事を大切に守り続けている沖縄ですが、島の過疎化に伴い消えていくものも少なくありません。沖縄本島の南部、知念村(ちねんそん)の東に浮かぶ神の島として有名な久高島(くだかじま)に伝わるイザイホーは、12年に一度だけ、午の年に行われる神聖な儀式ですが、継承者不足のため1978年を最後に中断しています。

人々の健康を守り、災いから守ってくれる祖先神は、農作物の豊かな実りや豊漁を約束してくれると信じられています。その大切な祖先神への感謝と翌年の豊作や豊漁を祈る伝統行事は、今でも沖縄の人々の中に深く息づいているといってもいいでしょう。

[参考文献]
ボーダーインク編集部編、2000年、『おきなわ行事イベントの本』、ボーダーインク
比嘉政夫、1999年、『沖縄の祭りと行事』、沖縄文化社
情報提供者: (財)沖縄観光コンベンションビューロー


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