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たしなんできました!かりゆし芸能公演
真南風プラス編集局が琉球舞踊をじ~っくり観賞してきた感動の全容をお届けしま~す!
沖縄に到着したら、大きな花笠をかぶった紅型衣装の女性が勢ぞろいで「めんそ~れ~」といわんばかりに琉球舞踊で出迎えてくれる...そんな情景を思い浮かべている方、手をあげてください!まぁ、これはあくまでもイメージですが、やっぱり沖縄に来たら、王朝時代から踊り継がれてきた華やかな琉球舞踊を生で見たいですよね! 琉球舞踊について

琉球舞踊について

琉球舞踊の始まりは18世紀から19世紀。琉球の首里王府が、中国からのお客さまをもてなすために、島の祭祀行事の唄や踊りに中国や日本の芸能文化を加え、南国独特の宮廷芸能を築き上げたのです。
琉球舞踊は時代を経て発展し続け、現在では大きく4つに分類できます。初めに誕生した宮廷の【古典舞踊】。庶民の生活を題材にして、明治時代に盛んとなった【雑踊り(ぞうおどり)】。各地域で継承されてきたエイサーなどの 【民俗舞踊】。そして、近代にこれらの要素を織り交ぜて創られた【創作舞踊】です。
今日、沖縄には多くの琉球舞踊研究所があり、身近で踊れる方も以外と多いんですよ♪結婚式など祝いの席では絶対にかかせない琉球舞踊は、芸能の島、沖縄にとって切っても切り離せない大切なものなのです。

【かりゆし芸能公演が見たい!】
というわけで今回の取材先は那覇市にある『沖縄県立郷土劇場』。毎週金曜日の夜に開催されている「かりゆし芸能公演」は、週替わりで様々な琉球舞踊を気軽に鑑賞することができ大人気!9月30日に私たちが取材したのは、今年度上半期公演の中から、人気の高い演目ばかりを集めた「秋の特別公演」、16演目の2時間スペシャル!!私、劇場で琉舞をじっくり見るのは初めて!芸術の秋の夜にぴったりな、なんて風流なフライデーナイトかしらっ!ほほほほほっ。
秋の特別公演
【はじまり、はじまり~】
どん帳がすーっと上がり、とぅん、とぅん、てんっ、と三線の静かな弾きとともに現れたのはなんと!古典舞踊の代表作、「四つ竹」ではありませんかっ!これこそ琉球美の真骨頂!紅型の高貴な黄色の鮮やかさに、アクセントを添える赤や紫色がなんとも麗(うるわ)しや!両手に持つ四つ竹(沖縄版カスタネット)をカチッ、カチッと響かせながら、一寸も乱れぬ集合美で優雅な世界を繰り広げてくれました。
あまりの美しさに口を半開きにして見とれていると、舞台は終わっている始末。その後も各流会派が2名から8名編成で、次々と万華鏡のように様々な琉舞を披露してくれました。

古典舞踊 女踊り 古典舞踊 女踊り
古典舞踊はさらに老人踊り、二才(ニーセー=青年)踊り、若衆踊り、女踊り、打組踊り(ペアの踊り)の5つの種類に分かれますが、四つ竹は女性のやさしさ、しなやかさが際立つ女踊り。この晩、登場したもう一つの女踊り「瓦屋節(からやーぶし)」はこれまたうっとりもの。清楚・純真さ香る紅型衣装で、月を仰ぎ見る可憐なしぐさに もぉノックアウトです。
真っ白な顔や手足。ほのかに赤く色づいた目元と真っ赤な口紅。繊細、しかし芯のある上品な踊りと表情はどの方向から見ても素敵です。特にすらーっと紫の布が頭から垂れ下がる後ろ姿にはぞくぞくしました!背中だけで琉球王朝の気品を感じさせるとは!
古典舞踊 二才踊り
女踊りに対し、男性のたくましさが表現されたのが二才踊り。男踊りとも呼ばれ、空手の型を取り入れた、メリハリの効いた力強さが特徴。古典舞踊 二才踊り
この晩の演目は、美しい那覇港を舞台にした「前の浜(めーぬはま)」、陣笠を手に照りつける沖縄の太陽をイメージした「湊くり(んなとぅくい)」、そして父親の敵討ちに望むスリリングな内容の「高平良万歳(たかでーらまんざい)」。軽快なリズムに乗って「はっ!どんっ、どんっ」と踏む切れのよいステップが心地よかったです。踊り手はほとんど女性でしたが、歌舞伎役者のような色男ぶりで凛々(りり)しい限り!
雑踊り
品位あふれる古典舞踊をスーパーモデルに例えるなら、「雑踊り」は等身大の同級生ってとこでしょうか。男性も女性も飾らずに自然体で、イキイキとしてグー。
「谷茶前(たんちゃめー)」は、櫂(オール)を手に漁に出る男性と、ザルを持って魚を市場へ売りに行く女性が、ナイス・チームワークを披露!ぴちぴちと跳ね回る魚が目に浮かんできて、何とも楽しげ。涼しげな芭蕉布の着物と裸足がまぶしいです。
雑踊り「加那ヨー天川(かなーよーあまかー)」はぐっと色恋もの。愛の印である赤い手ぬぐいを2人で持ち、水辺で髪を洗う女性に男性がひしゃくで水をかける様子は完璧に2人の世界。
きゃ~っ(*>▽<*)!!
創作舞踊
個性豊かな創作舞踊もいくつもありましたが、この夜一番、観客を幸せにしたのは間違いなく「大黒の舞」!創作舞踊大人の大黒様に、いじらしいミニ大黒さまがよちよちとついてきたのです。あどけない顔に描かれたひげ、給食当番かと思う大きなずきん、ぽこぽこ打ち付けていたミニ小槌。その存在は何とも愛らしく、登場から開演終了後も、会場が割れんばかりの温かい笑いと大歓声。たまらずおひねりを投げたおばぁもいましたね。君は間違いなく福を運んできたよぉ。ありがとね~。
その他
全く独自のジャンルである八重山舞踊の「布晒節(ぬぬさらしぶし)」(上納布を浜辺で丁寧に仕上げる様子を表現)や独唱「与那国しょんかねー」(島に赴任した役人と島娘の別れの唄)も披露され、島の数だけ芸能豊かな沖縄の奥深さを実感しました。その他
また、公演中ずっと司会を務めたお二人は男性が沖縄方言、女性が共通語のバイリンガル放送!恥ずかしながら方言がほとんど分からない私は、沖縄方言にくすくす笑いをこらえる周りの人々がとってもうらやましかったです。

  真南風もオススメ
【あぁ、あなたにもぜひ見てほしい!】

んふんふ( ̄ー ̄)これはいいものを見た~。あっという間の2時間に心が豊かに満たされました。
どの演目も沖縄の歴史や、島ならではの想いや情景が織り込まれて、鑑賞後は大好きな沖縄への思いが一層強まりますねぇ。
琉球舞踊はホントに種類が豊富で、踊り、衣装、ストーリー、唄の意味へと興味はどこまでもつきません!こりゃ、かりゆし公演に毎週通っても絶対見切れないって!いつ来ても新鮮な驚きがあること間違いなしです。
あなたが沖縄を訪れてくださった時は、「今日の誇らしゃや 何にぎやかな譬てる*」とやさしい心で琉球舞踊は皆さんを温かく迎え、おもてなししてくれますよ!
*この日の喜びを一体何に例えたらよいのでしょう!(かぎやで風の一節)

女踊り 沖縄県立郷土劇場へ行かなくちゃ!

那覇空港からモノレールで約10分の好アクセス。
琉球舞踊や沖縄芝居(方言劇)など郷土芸能の舞台芸術なら何でもそろう、オールマイティな劇場。気軽にじっくり楽しめるところが魅力的!まずは「かりゆし公演」を要チェック!

【かりゆし芸能公演】

◎場 所:沖縄県立郷土劇場
◎日 時:毎週金曜日 夜7時~8時30分
◎入場料:前売券 2,000円   当日券 2,500円
       インターネットでのチケット予約で当日券2500円がWeb割で2000円
       団体割引(10名様から)・モノレールフリーチケット利用券提示者は1,600円
◎問合せ:沖縄県立郷土劇場 TEL:098-866-2341
もみじ
もっとあります!琉球舞踊をたしなむ場所

国立劇場おきなわ
てんぶす那覇
首里城
琉球舞踊館うどい



2005.10.18 mahae plus編集局


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