
実際に見てみると、エイサーとひとえに言えども役どころは様々。それぞれにちゃんと意味があって、知れば知るほどエイサーって面白いっ!地域によっても役どころの表現や構成が違っていて、エイサーの奥深さを感じます。
● 太鼓打ち(テークウチ):
エイサーを勇壮に魅せる大事な役割が太鼓打ち。基本的には男性の役目で、その力強い太鼓の音が響き渡ります。太鼓打ちにもいくつか種類があり、音の高低や響きが異なるため、その表現もまた豊か。
大太鼓
(ウフデーク) |
一団の先頭をきって力強く太鼓を叩きます。低く重みのある音が、他の太鼓や三線の音にメリハリをつける重要な存在。迫力ある姿に圧倒! |
締太鼓
(シメデーク) |
大太鼓とは違い、太鼓の重さで反動をつけ手足を大きく動かしながら太鼓を叩くのが特徴。息が揃ったリズム感と躍動感のある動きに魅せられます。沖縄市周辺の地域では、締太鼓がメインのエイサーも多い。 |
| パーランクー |
片面だけに皮を張った手持ち太鼓のこと。パランパランという音に、リズミカルで軽快な動きが見物です。本島中部にある与勝半島周辺では、パーランクーが中心となっている地域が多い。 |
●旗頭(はたがしら)
団体名が書かれた大きな旗を持ち、エイサー団体の先頭に立って舞い踊る役目。この旗、高さが3~4mもありズシリと重いので、持っているだけでもなかなか大変なのですが、旗頭は他の団体に負けじと高く振りかざして踊ります。
●手踊り(ティーウドゥイ)
一団の後に続く女性たちの踊り。ダイナミックな男性の演舞とは対照的に、華麗でしなやかな手の動きはビューティフォー!地域によって、手拭いや四つ竹を持って踊ったり、男性が空手の型を踊ったりもします。
●地方(ジカター)・地揺(ジウテー)
三線と唄の担当。地域で唄のうまい男性が担当し、渋い唄声が響きます。地方が次々に曲を演唱し、太鼓打ちや踊り手はそれに合わせて踊る、エイサーにはかかせない存在。
●京太郎(チョンダラー、チョーギナー、サンラー)
役者の中でも面白いのがこのチョンダラー。棕櫚(しゅろ)で編んだカツラを被り、顔を白く塗って奇抜な化粧をしている。その滑稽な容姿と踊りで楽しませてくれますが、踊り手を鼓舞し、隊列を整えるという、大役を果たしているのです。
※サケカタミヤー:
二人で酒甕を担ぐチョンダラーのこと。東地区のエイサーに多い。一昔前までは、地域の各家から振舞われた泡盛をこの甕に入れて練り歩いたそうな。
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