那覇から西へ約100km、東シナ海の洋上に浮かぶ周囲約53kmの島、久米島。豊かな自然に囲まれ、ゆるやかな時間が流れる久米島で、これまでにない新たな観光への取り組みが始まっています。誰もが安心して楽しめる観光地を目指して、食物アレルギーを持つ方やその家族を対象とした観光プログラムを提案。久米島町役場やホテル、観光施設、病院など、島全体で食物アレルギー対応の環境づくりを行っています。
小さな島の大きな挑戦、久米島でどのような取り組みが行われているのかご紹介します!


那覇の西方に位置する久米島は、久米島本島・奥武島(おうしま)・オーハ島の有人島と、鳥島・硫黄鳥島(いおうとりしま)の無人島から成る人口約9,000人(平成20年3月現在)の小さな島。「日本の渚百選」に選ばれたイーフビーチや東洋一とも言われる砂洲・ハテの浜、亀の甲羅のような五角形・六角形の岩が並ぶ畳石など、手付かずの自然が色濃く残っています。
また、貝塚や国指定重要文化財に登録されている具志川城跡、琉球王朝時代の士族の家・上江洲家といった歴史を感じさせる遺跡も多く存在。その長い歴史の中で日本の紬のルーツとされる久米島紬などの文化が育まれ、今に受け継がれています。
こうした久米島ならではの豊かな自然や歴史、文化が訪れる人を魅了しています。
その久米島が今、全国の注目を集めているのが「食物アレルギー対応型の観光」。2007年から食物アレルギーを持つ方やその家族みんなが安心して観光できるようにと、地域事業者連携の取り組みを開始。

まず、「食の対応」については、島内にある3つのリゾートホテルを中心に、食物アレルギーでも除去を必要とする方の多い10品目(卵・乳・小麦・そば・落花生・大豆・ゴマ・ナッツ類・エビ・カニ)を、2次原材料からも使わないメニューを提供。食物アレルギーを持っている方や家族が安心して食べられるよう、シェフ達が協力し合って新しいメニューを開発したり、調理の時間帯を一般食とは完全に分けたり、様々な工夫が施されています。
食物アレルギー対応食や野外活動、24時間対応の病院など、
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それから、多数の島内観光プログラムを企画。自然散策や焼物・染物の体験など、久米島の豊かな自然や文化を満喫でき、食物アレルギーにも配慮した野外活動が充実しています。
そして、「久米島コンシェルジュ」の育成と設置です。この「久米島コンシェルジュ」とは、食物アレルギーや久米島観光のことなど事前に様々な質問に答え、旅行をコーディネートしてくれる島の案内人のこと。食物アレルギーの子供を持つ家族にとって、旅行は心配だらけ。誰でも安心して旅行を楽しんでもらうための心強い存在です。
このように、久米島では食物アレルギー対応のための受け入れ体制を整えて、全国に先駆けた取り組みを実施しているのです。

mahae plusでは、2008年12月に行われた食物アレルギー対応のモニターツアーを取材しました。食物アレルギーの方やその家族が実際にどのように久米島旅行を楽しんでいるのか、見てみましょう!