一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー

(一財)沖縄観光コンベンションビューロー（会長：平良朝敬、以下OCVB）は、10月19日（水）に久米島町にて、今年度2回目となる「地域観光協会等会議」を実施しました。
この会議は、沖縄観光の基本方針となる県観光振興基本計画で設定している2021年度観光収入１兆円、入域観光客数1,000万人などの目標達成に向け、計画的・戦略的に施策を展開していくため、各地域の観光協会及び関連団体と全県的な観光推進体制の構築、地域観光団体の運営体制の強化を図るべく、定期的に情報交換を実施し連携強化に努めることを目的としております。

まず初めに、今回の会議議題として挙がった「拡大するクルーズ市場の受入体制等」については、意見交換という形式で進め、直接現場の声を聞く機会を設けました。積極的にクルーズを受け入れている市町村からは、バース内に観光案内所の開設をしている、多言語対応の出来る人員を配置しているなどの先駆的な取組み紹介や隣接する市町村同士で連携しながら着地型観光を目指し、受入態勢を整えようとしている等の報告がありました。その一方、受入体制が整っていないという声や、バースの設備が必要、連携して受け入れるがその恩恵は受けていない等、厳しい意見もあがりました。

各協会が現在取り組んでいる事業を紹介する場では、久米島町より、海洋深層水を活用した沖縄県産牡蠣の可能性、風の帰る森プロジェクト等、久米島町ならではの事業が紹介され、参加者からは、事業のきっかけを知り参考にしたいなどの質問が多くあり関心の高さがうかがえました。その他共有された情報は、石垣市の星空観光の取り組み、沖縄まちまーい協議会の紹介、東京から来沖された株式会社サンシャインシティ様からの「沖縄めんそーれフェスタ」イベントの紹介などです。

今回は、各観光協会の事業や、市町村・地域ならではの取り組み、独自で行っている企画などを紹介し情報共有することで新しい可能性の発見があり、連携を深めることの重要性を再確認する会議となりました。次回第3回「地域観光協会等会議」は3月頃、那覇市内での開催を予定しております。

＜概　要＞
【日　時】平成28年10月19日（水）14：30～17：30　
【場　所】久米島町　イーフ情報プラザ
【出席人数】各地域観光協会および関連団体
               （観光協会がない地域については商工会）
                 19協会、4団体　合計60名
【次　第】前回会議の振り返り、ＯＣＶＢからの報告事項、久米島事業紹介、
               星空観光について、沖縄まちまーい協議会の紹介、
               めんそーれフェスタの紹介等
【議　題】拡大するクルーズ市場の受け入れについて