沖縄県・自衛隊共催「美ら島レスキュー2017 図上訓練」に参加しました

2017.08.08

沖縄県・自衛隊共催「美ら島レスキュー2017 図上訓練」に参加しました

一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー(会長:平良朝敬、以下OCVB)は、沖縄県・自衛隊共催の「美ら島レスキュー2017 図上訓練」に参加いたしました。

本訓練は、県内各市町村及び防災関連機関等が参加して、沖縄県における大規模地震・津波防災訓練を実施し、沖縄県全体の防災意識及び連携体制の向上を図ることを目的としています。平成25年度から陸上自衛隊第15旅団主催で実施されていた訓練が、本年度から沖縄県と陸上自衛隊第15旅団との共催で実施されることになりました。本年度は、県内にて震度6強の地震が発生したことを想定した訓練が行われ、参加機関は過去最高の103機関、603名となりました。
沖縄県は、観光客や観光産業に甚大な被害をもたらす観光危機を予め想定し、被害を最小化するための対策を組織的かつ計画的に行うことを目的とした「沖縄県観光危機管理基本計画」及び「沖縄県観光危機管理実行計画」を策定しています。OCVBは、上記「基本計画」に基づき、平成28年度に「OCVB危機管理計画」を策定しました。本計画は、OCVBの職員と組織の安全を図り、沖縄県、市町村及び観光関連団体・事業者と連携して、観光危機に対応することを目的としたものです。本訓練では、上記「基本計画」及び「OCVB危機管理計画」に基づき、参加機関と連携して観光危機管理体制の運用シミュレーションを行いました。

本訓練には、OCVBより44名の職員が参加し、起こり得る観光危機のシナリオ作成及びケーススタディの付与を行いました。上記シナリオは、発災時の救助・救命、避難誘導、避難所収容、多言語対応・外国人対応及び帰宅支援など、「観光」の目線から想定しうる様々な状況を盛り込んだものとなっています。
観光危機管理を担う立場から、正確で迅速な情報の収集、対策の実施、観光客の皆様への情報発信など、初動においてどのような対応を行うことが可能かを確認するとともに、各参加機関の観光危機管理計画の整備や県全体での情報伝達体制のより一層の強化の必要性を改めて感じる機会となりました。

OCVBは今回の訓練で得た課題を踏まえ、今後も関係機関と連携しながら、沖縄の観光産業の持続的発展と全県的な観光危機管理体制の強化を目指して参ります。


【美ら島レスキュー2017 図上訓練 概要】
日時:平成29年7月19日(水)10:00~16:00
   平成29年7月20日(木)9:00~16:00
場所:陸上自衛隊那覇駐屯地体育館
主催:沖縄県、陸上自衛隊第15旅団
参加機関:沖縄県、市町村、消防、指定地方行政機関、指定地方公共機関等
(103機関603名)



 

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担当者 鎌田、玉城
TEL 098-859-6126
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