沖縄県・沖縄観光コンベンションビューローが実践型SDGs授業 『ちゅらモビリティプロジェクト』を始動

2023.01.05

 沖縄県及び一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー(会長:下地芳郎、以下OCVB)は、沖縄県の二次交通課題解決のための実践型SDGs授業『ちゅらモビリティプロジェクト』を始動いたします。
 
 本プロジェクトは、次世代の旅行牽引層であるZ世代かつ、観光や移動、まちづくりなどを専攻する地域課題解決意識の高い大学生と共に実施する実践型SDGs授業です。沖縄の二次交通課題の現状を定量・定性から把握し、首都圏・阪神圏と沖縄県の大学生がオンライン上で議論を実施。沖縄二次交通課題を解決するアイデアを検討し、発表いたします。
 
■『ちゅらモビリティプロジェクト』とは

「レンタカーがないと観光できない!観光を楽しめない!」という沖縄観光イメージを払しょくするためのアイデアを、次世代の旅行牽引層であるZ世代を代表し、地域課題解決に興味のある大学生に当事者目線で議論してもらうプロジェクト。
 
ちゅらは、沖縄の言葉で「美しい・きれい」という意味。モビリティは、「移動する・流れる」という意味です。このプロジェクト名には、沖縄が持つ自然景観や文化・風習などさまざまな「美しさ」に、レンタカーだけじゃない様々な移動手段を活用して持続可能な形で出会ってほしいという想いを込めています。
 
■取組の背景
沖縄県を訪れる観光客の67.2%(*1)が移動手段にレンタカーを利用しており、「沖縄旅行時の移動手段はレンタカーが必須」というイメージが定着しています。一方で、沖縄県にはバスや高速船、観光タクシーなど、様々な移動手段が充実しているものの、あまり知られていない現状があります。
 
また、沖縄県及びOCVBが2023年1月に発表した「沖縄旅行における移動手段に関する意識調査」(*2)(調査実施日:2022年12月14日-16日、調査対象:首都圏・阪神圏Z世代(18-25歳)男女)では、Z世代の3人に2人以上が旅先で運転したくないことが明らかになりました。また同調査では、運転に対して不安がある人や免許を持っていない人は旅先として沖縄を選択しない傾向も見られました。一方で、Z世代の8割以上が「沖縄の公共交通を利用したい」と公共交通を活用した旅のニーズが高いことも確認できました。
 
このような沖縄の二次交通課題の現状を踏まえて、次世代の旅行牽引世代であるZ世代とともに、「沖縄旅行時の移動手段はレンタカーが必須」というイメージを払しょくし、公共交通を活用した沖縄旅行が当たり前にある未来と現状のギャップを埋めるためのアイデアを検討します。また、これらの取組をメディアを通して広く発信していくことで、一緒に沖縄観光の在り方を考える人や気づきの機会を創出し、誰も取り残さない(*3)持続可能な未来の沖縄観光を作っていきたいと考えています。

(*1)出典:沖縄県「令和3年度観光統計実態調査」https://www.pref.okinawa.jp/site/bunka-sports/kankoseisaku/kikaku/report/tourism_statistic_report/r3_tourism-statistic-report.html
 
(*2)出典:沖縄県及びOCVB「沖縄旅行における移動手段に関する意識調査」(2022年)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000104529.html
 
(*3)ここでいう”誰も取り残さない”は、免許取得の有無や、運転の得意不得意などに縛られず、誰もが沖縄旅行の目的地や楽しみ方を制限されないことをイメージしている

■授業内容
そのような課題と向き合うべく、以下の3つのポイントを軸に首都圏と沖縄県の大学生を起点とした実践型プロジェクトを実行いたします。
 
(1)沖縄旅行における移動手段の現状を学ぶ
独創的なアイデアを考えるにあたっては、事前の情報収集やインプットが欠かせません。本プロジェクトでは、沖縄県及びOCVBが調査した「沖縄旅行における移動手段に関する意識調査」の解説や、沖縄の二次交通の現状をしっかりと伝えることで、プロジェクトの効果をより一層高めてまいります。
 
(2)次世代の旅行牽引層であるZ世代の視点に学ぶ
次世代の旅行牽引層であるZ世代かつ、観光や移動、まちづくりなどを専攻する地域課題解決意識を高く持つ大学生に当事者目線からのリアルな意見やアイデアを発表してもらいます。その中でも、特に優秀だったアイデアを提案したチームは、沖縄県の所管課参加のもと「意見交換会」を開催します。
 
(3)首都圏の学生は「観光客視点」、沖縄県の学生は「受入視点」で議論
二次交通課題の本質的な解決には、今後二次交通課題に直面する観光客の視点、二次交通課題を直に解決していく沖縄県民である受入側の視点と両者の視点で考えていく必要があります。そのため、本プロジェクトでは「訪れる側」「受入れる側」双方の課題を掘り下げて、今後のプロモーションにも活用してまいります。
 
■『ちゅらモビリティプロジェクト』の詳細
本プロジェクトは、琉球大学と横浜商科大学にて共同で実施する授業に加えて、フェリス女学院大学、立命館大学、城西国際大学でも「沖縄の二次交通課題解決」をテーマに授業を実施します。
 
<琉球大学と横浜商科大学の共同実施授業>
・実施時期      2022年12月~2023年1月
 
・実施日時    
第一回授業   
 横浜商科大学:2022年12月22日(木)15時~16時30分
 琉球大学:2023年1月10日(火)日時未定
第二回授業:2023年1月12日(木)15時~16時30分
第三回授業:2023年1月19日(木)15時~16時30分
 
・開催方法      オンラインとオフラインのハイブリッド形式
 
・授業内容     
第一回授業:沖縄県の二次交通課題についての話題提供及び質疑応答 ※最初の授業は個別で実施
第二回授業:学生同士でチームを組んでワークショップを開催
第三回授業:各チームで「二次交通課題課題解決のアイデア」を発表
 
<その他、ご賛同していただいた大学>※単体での授業を実施
・フェリス女学院大学:実施予定
・立命館大学:実施予定
・城西国際大学:実施予定
 
■協力していただく大学の有識者の方々からのコメント
・琉球大学国際地域創造学部観光地域デザインプログラム 荒川 雅志教授
国際地域創造学部観光地域デザインプログラムは、国立大学初の観光系学科を前身とし、企業や地域と共同でカリキュラムを開発する実践講義を開講してきました。
本プロジェクトを通して、本学生が県外の学生と交流しながら沖縄観光の二次交通課題を解決するアイデアを一緒に考えることで、多様な視座の醸成と、変化の激しい時代を生き抜く学びを得るようなきっかけを創れたらと考えています。

・横浜商科大学商学部観光マネジメント学科 秋山 友志准教授
本学・横浜商科大学は、横浜市鶴見区にキャンパスを持ち、観光を体形的に学べる観光マネジメント学科を有しております。
沖縄と横浜鶴見には、朝ドラでも描かれたほど深い繋がりがあり、特に沖縄出身の方々が特に多く住んでいる地域が横浜鶴見にあります。
今回のプロジェクトをきっかけに、沖縄と横浜鶴見の学生との新たな交流と沖縄の観光振興に繋がれば嬉しいです。

■実施主体
本プロジェクトは、「レンタカーだけじゃない沖縄旅の楽しみ方を」発信する“二次交通課題解決プロモーション事業”の一環として沖縄県及びOCVBが実施します。
 
■レンタカーだけじゃないおきなわ旅の楽しみ方
2021年10月より観光情報WEBサイト『おきなわ物語』内に「レンタカーだけじゃない!おきなわ旅の楽しみ方」特集を公開。レンタカーだけに頼らない移動手段に関する情報発信を強化しています。

■沖縄観光コンベンションビューローについて(OCVB)
OCVBは、沖縄県への観光誘致活動や旅行者の受入環境整備を行う官民一体型の観光推進組織です。一般観光客だけではなく、国際会議等のMICE誘致や、観光産業を支える人材の育成、調査事業、情報提供など沖縄の観光・リゾート産業の活性化に向けた様々な取り組みを展開しています。
 

■『おきなわ物語』について

『おきなわ物語』は、OCVBが運営する沖縄県公式の観光情報メディア。SNSを含めたメディアの全利用者数は、年間約285万人(2021年12月末時点)。沖縄県内で行われるイベントや観光・旅行に役立つ情報をはじめ、旅ナカで訪れたい観光施設や飲食店、現地ツアー情報まで、最新の沖縄観光情報をお届けしています。
 

この件に関するお問い合わせ

部署名 国内事業部 国内プロモーション課
担当者 野村、玉城、仲里
TEL 098-859-6125
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