会長メッセージ
平素より皆様には沖縄の観光振興に格別なるご支援とご協力を賜り心から感謝を申し上げます。
沖縄観光の現状においては、昨年は3年ぶりに旅行シーズンであるゴールデンウィークや夏休みに行動制限がなく、沖縄観光は徐々に回復してきました。10月以降の全国旅行支援効果により、国内観光客数は大きく増加しており、修学旅行や見本市や学会、イベントなどのMICEも回復基調をみせております。また、沖縄におけるアドベンチャーツーリズムやワーケーションなど新しい旅行スタイルも注目されており、沖縄観光は一段と多様化しております。さらに、政府の水際対策緩和により、10月以降は台湾、香港、韓国の国際航空路線も再開し、那覇空港国際線ターミナルビルにもにぎわいが戻ってきました。クルーズについても、県内へのフライアンドクルーズへの期待も高まっております。
OCVB は、県全体の観光地域づくり法人(広域連携DMO)として、関係省庁、地域(行政・観光協会・DMO)、観光業界及び観光関連団体をつなぎ、持続可能な観光地の形成を図っています。
今後の沖縄観光において、質の高い持続可能な観光を目指し、これからも、沖縄観光のプロフェッショナルとして県経済発展の推進役を担い、観光を通した県民の幸せづくりに貢献し、観光客のみなさまに深い感動と心身の充足を提供してまいります。
観光が沖縄県経済だけでなく、沖縄の社会全体の発展に大きく貢献するという「観光の力」を発信するとともに、コロナ前からの課題である生産性向上や観光業界の労働環境の改善が求められています。デジタル化への対応力を強化するとともに、リスキング(学び直し)による個々の能力向上に向けて官民連携して取り組むことが必要です。そのためにも引き続き、沖縄観光の回復に向けて精一杯取り組んで参りますので、更なるご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。
令和5年1月5日
一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー
会長 下地芳郎
