「外国人患者受入医療コーディネーター養成研修」を実施いたしました

2018.11.29

「外国人患者受入医療コーディネーター養成研修」を実施いたしました

沖縄県・一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー(会長:平良 朝敬、以下OCVB)は、11月14日(水)~15日(木)の2日間、医療機関職員を対象に、「外国人患者受入医療コーディネーター養成研修」を実施いたしました。
当研修は沖縄21世紀ビジョンで目標としている世界水準の観光リゾート地の実現に向けて、外国人観光客受入に係る医療発生時に、医療機関が適切に対応できる院内体制を整えられることを目的として実施しました。
 
※「外国人患者受入医療コーディネーター」とは:
院内において、外国人患者受入態勢整備の中心的役割を担うとともに、外国人患者の受付からの一連の手続き(医療費概算の事前提示、治療の方針、医療費の支払方法、領事館への連絡等)に精通し、安全かつ円滑に医療を提供するための院内外の調整を行う者のこと。
 
講師には外国人患者受入経験が豊富な医療機関や外国人受入の専門家の友久 甲子氏(一般社団法人ジェイ・アイ・ジー・エイチ)、饒平名 美千与氏(牧港中央病院)、堀 成美氏(国立国際医療研究センター)、二見 茜氏(東京医科歯科大学附属病院)、三輪 篤志氏(武田病院)をお迎えしました。
 
講師からは、今後外国人観光客だけでなく、在住外国人も増加が確実に見込まれる中で、どの医療機関も外国人患者を受け入れざるを得ない状況になり、受入態勢整備が重要であることがまず話されました。そして、多言語対応、未収金対策をはじめとした実践的な内容や、数々の具体的な事例紹介も行われ、「コーディネーター」の役割も明確に紹介されました。また、ディスカッションなどを通じ、受講者同士、また、講師とのネットワーク構築も図られ、今後受講者各自が所属医療機関において受入態勢整備を行うにあたり、有力な関係づくりの場ともなりました。
 
受講者は県内全域から参加されました。実践的な内容や具体的な事例紹介に多くの方が満足され、「コーディネーターの役割、優先的に取り組むべき課題の整理ができた」、「研修後すぐに体制整備に役立てていきたい」などのコメントが寄せられました。
 
OCVBからは、沖縄県内の医療機関が外国人観光客を患者として受け入れる際に活用できる支援ツール
【病気!ケガ!の外国人観光客対応HAND BOOK(https://inbound.ocvb.or.jp/oin/sites/default/files/download_file/ocvb_hand_book/index.html)、Be.Okinawaインバウンド医療通訳コールセンター(https://www.pref.okinawa.jp/site/bunka-sports/kankoshinko/ukeire/iryoutuyakukorusentar.html)等】についてご紹介いたしました。

沖縄県とOCVBは今後も、医療機関をはじめとした関係機関と連携し、「安心安全な沖縄」を目指して、外国人(観光客)患者受入の課題に取り組んで参ります。
 
【概要】
「外国人患者受入医療コーディネーター養成研修」
日時:平成30年11月14日(水)~15日(木)
会場:ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城
受講者数:県内医療機関19施設33名(内離島から3施設4名)

 

この件に関するお問い合わせ

部署名 受入事業部 受入推進課 
担当者 大城・久田・比嘉
TEL 098-859-6129
FAX 098-859-6222
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