旅行業団体・旅行業者等を対象とした「沖縄観光危機管理セミナー」を開催しました

2019.09.19

旅行業団体・旅行業者等を対象とした「沖縄観光危機管理セミナー」を開催しました

 沖縄県と一般財団法人沖縄観光コンベンションビューローは、この度JATA沖縄支部、ANTA沖縄県支部と連携し本県の観光危機管理に取り組むことを目的に、県内では初めて旅行業団体・旅行業者等を対象とした「沖縄観光危機管理セミナー」を開催いたしました。

 今回のセミナーでは、大規模災害を想定した危機対応の在り方について、県内旅行業団体・旅行業者等と議論を重ね、関係機関相互の連携体制の構築及び現場における対応力の一層の向上を目指すべく、基調講演、概要説明、アンケート分析結果の報告、パネルディスカッションの4部構成にてセミナーを実施いたしました。
 基調講演では、東日本大震災の事例より、宮城県で旅行会社がどのように災害対応に関わったかについて、株式会社JTB仙台支店の佐藤一彦様よりご講演いただきました。震災後の混乱した状況の中で旅行業者として日頃のノウハウを活かし様々な役割を果たしたことを中心にお話され、参加者からは「実際の体験者の声を通じて現場対応を聞くことができた」「身に迫るものを感じると同時に沖縄での災害対応をイメージする上で説得力のあるものであった」等の声をいただきました。

 その後、沖縄県より観光危機管理に関する取り組みと帰宅支援についての概要説明を行い、大規模災害発生時に旅行業者の皆様にご協力いただきたい点について提示いたしました。また、セミナー開催にあたって事前に配布したアンケート結果を基に、危機管理や災害時の旅行業者の役割を「情報収集・発信」「帰宅支援」「復興プロモーション」の3つの対応に沿って分析し、県内旅行業者の現状や課題の抽出を行いました。
  最後のパネルディスカッションでは、観光危機によって多くの観光客が帰宅困難となった際に県全体で実施する帰宅支援活動に、旅行業のプロとしてどのような協力ができるのか、協力するにあたってはどのような課題があるのか等、官民一体となった協力体制を検討しました。

 本セミナーを通じて「旅行業者としてできる事」を各社の皆様にご検討いただき、11月に開催される2回目のセミナーでは、実際に帰宅支援に特化した行動手順書の作成を行う予定です。

<沖縄観光危機管理セミナー概要>
■日時:令和元年9月13日(金)13:30~17:30
■場所:ロワジールホテル那覇
■参加人数:32社50名
■パネルディスカッション登壇者
(一社)日本旅行業協会沖縄支部 支部長 與座 嘉博 氏
(一社)全国旅行業協会沖縄県支部 支部長 崎山 喜孝 氏
(株)JTB仙台支店 営業統括部長 佐藤 一彦 氏
沖縄県文化観光スポーツ部 部長 新垣 健一 
■モデレーター
(株)JTB総合研究所 エグゼクティブフェロー 高松 正人 氏

この件に関するお問い合わせ

部署名 企画・施設事業部 企画課
担当者 志伊良
TEL 098-859-6126
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