2019.11.14
一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー(会長:下地芳郎、以下OCVB)では、去る10月31日未明に起きた首里城火災を受けての影響について、OCVB管理のサイトやSNSの閲覧結果等で取り組んだデジタルマーケティング分析結果を速報値として取りまとめました。結果は以下のとおりです。

【1】観光情報サイト・SNSにおける情報発信について
国内向け観光情報サイト「おきなわ物語」、海外向け観光情報サイト「visitokinawa」、各市場向けSNS(Facebook・Instagramなど)において、各種情報発信を行いました。
 
観光情報サイトにおいては、当日に速報として休園情報を掲載し(*1)、続報として一部開園や関連イベントの中止の情報、代替となる観光施設の案内などを掲載しています(*2)。掲載位置としても「アラート」の形で、サイトアクセス時のファーストビューで情報を確認できるようにしています。


アラート形式での情報掲載

SNSにおいては、火災や閉園の情報だけでなく、正殿の画像とその成り立ちや特徴など、歴史的な意義と復興にむけたメッセージをあわせた形で配信を行いました。記事への反応や関心は国内外問わず非常に高く、約500件ほどシェア・リツートされた結果、15万8千人以上に閲覧され、6,000件以上の「いいね」と350件以上のコメントが寄せられました(*3)。コメントとしては、過去来訪した際の写真とともに「復興を祈る」「復興を応援している」という旨の内容が多くみられました。

*1 国内:首里城公園の火災による臨時閉園と一部施設の開園などに関して
https://www.okinawastory.jp/news/3058
海外:(例:英語版) Unscheduled Closure of the Shurijo Castle Park
https://www.visitokinawa.jp/news/shurijo-castle-park-closed-information-191101
 
*2 国内:首里城公園の臨時閉園と一部施設の開園などに関して
https://www.okinawastory.jp/notice/shurijyou_closed
海外:(例:英語版)News about the Shurijo Castle Park closure
http://www.visitokinawa.jp/news/shurijo-castle-park-closed-information-191101

*3




【2】首里城火災に関するデジタルマーケティング分析(速報)
令和元年10月31日(木)未明に発生した首里城公園における火災により、琉球王国時代の政治・文化の中心であり、現在、世界遺産に登録されている「首里城跡」に復元された首里城正殿、北殿、南殿などが焼失しました。この火災から10日間の、首里城に対する世の中の反応について、デジタルマーケティングの手法を用いて分析を行いました。

本レポートで実施した調査事項は以下の通り。
▷31日の火災から1週間、首里城が世界でどう見られたか
▷今回の火災が国内外でどのように捉えられているか
▷Googleトレンドで把握できる検索状況について1
▷どのような書き込みが世界中であったか
※1 中国では一部の海外接続を除き基本的にはGoogleの利用はできない
 
1.分析結果サマリー
Googleトレンド
(1)首里や沖縄に対する海外からの一時的な関心が急増しました
(2)1週間で関心は収束しました
BRAND24
(1)TwitterはじめSNS等を通じて、首里城火災について海外含め一挙に広がりました
(2)10月30日(時差による現地時間)以降、急速に増え2,499件のメンション、
約1,200万人にリーチしました
 
2.Googleトレンドによる分析【首里城(漢字)】
(1)検索数は火災が発生した10月31日をピークに約一週間で収束しました
(2)日本、台湾、香港で検索されています
(3)関連語では「火災」がトップ。「原因」にも注目があつまっています
(4)関連トピックから、「ふるさと納税」にも注目が集まっていることがわかります
 
3.Googleトレンドによる分析【shuri castle(英語)】
(1)検索数は火災が発生した10月31日をピークに約一週間で収束しました
(2)国別の検索割合はグアム、シンガポール、エストニア、フィリピンと続きます
(3)関連語は「shuri castle fire」「shuri castle in okinawa」「shuri castle burning」「shuri castle fire cause」などが急増しています

4.BRAND24(Brand24 Global社提供)による分析【shuri castle(英語)】
(1)メンション(発言)が2499件で、約1200万人にリーチしました
(2)ポジティブな発言606件、ネガティブな発言が330件。ただし、ネガティブと言っても「ショック」とか「悲しい」といった感情が多く発言されています。ポジティブは「再建しよう」とか「頑張ろう」、「支援しよう」等です
(3)11/7に2つ目のピークがでているのは、ジャパンタイムスが沖縄県の復興戦略チーム設立の記事を載せたことが大きく影響しています
(4)最も反応のある発言は、琉球ゴールデンキングスがホームゲーム会場での募金受付を呼び掛けたツイートです
(5)最も多く用いられたハッシュタグは、#shuricastle、次いで#okinawaです
(6)最もアクティブな国は日本、次いで、アメリカ、イギリス、タイ、カナダ、インドネシア、インドの順。インドでは、インドTVが動画を配信した影響で、発言数のわりにリーチが高い結果となりました。
 
※本レポートで使用しているBRAND24について、FaceBookの情報は去年まで集計可能でしたが、アメリカ大統領選やイギリスのユーロ離脱に個人情報を利用され、かつ大規模な漏洩を起こしたことで、アメリカの公聴会で追求され、セキュリティを強化してしまったため、BRAND24側がデータを取れなくなり表示されなくなりました。

 

この件に関するお問い合わせ

部署名 誘客事業部 デジタルマーケティングチーム/企画・施設事業部 企画課
担当者 渡辺(誘客事業部)、酒井、仲里(企画・施設事業部)
TEL 098-859-6127/098-859-6126