「沖縄観光危機管理シンポジウム」を開催しました

2020.02.20

「沖縄観光危機管理シンポジウム」を開催しました

 沖縄県・一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー(会長:下地芳郎、以下OCVB)は、県外で発生した災害から学び、観光危機からの観光産業の復旧と復興について考えるシンポジウムを開催いたしました。

 講演では、熊本市経済観光局観光交流部長の三島健一氏にご登壇いただき、熊本地震により大きな被害を受けた熊本城の復旧・復興に向けた取り組みや今後の予定を詳細なデータや動画を活用してご講演いただきました。参加者からは、「他では見聞きできない災害から復興までの過程・工程が参考になった」「プロモーションやビジュアル作成がとても魅力的で、首里城の復旧においても先を見据えた熊本市のデータを参考にすべきだ」「現在の熊本城を見てみたい」等の声をいただきました。
続いて、宮城県亘理郡山元町副町長の樋口保氏にご登壇いただき、東日本大震災後の宮城県の観光産業の復旧・復興に向けた取り組みや震災を風化させない取り組み等、官民が一体となって実施した観光復興についてご講演いただきました。参加者からは「いざという時には、自分たちの得意分野で立ち向かうというその意識が参考になった」「得意な分野で対応に当たるという話は、連携の手本になる」「明日はわが身として受け止め、今出来ることを見つめ、問いたい」等の声をいただきました。
さらに、パネルディスカッションでは、熊本市や宮城県の災害からの観光産業の復旧・復興の事例をもとに、観光危機発生後の誘客及び観光産業の早期復興に向けた対策や対応について県内の行政及び観光従事者とともに議論しました。

OCVBでは、今後も災害や危機に強い観光地を目指し、関係各機関と連携し本県の観光危機管理体制強化を図ってまいります。

<詳細>
■日時:令和2年2月7日(金) 13:30~17:00
■場所:ノボテル沖縄那覇 ルシエル(B1)
■対象:国、市町村、地域観光協会、観光関連団体・事業者、その他参加を希望する県民等
■参加者:102名

<プログラム>
■講演①「熊本地震からの観光復興 ~熊本の象徴としての熊本城の復旧と復興~」
 熊本市経済観光局観光交流部 部長 三島 健一 氏
■講演②「東日本大震災からの観光復興 ~宮城県の取組~」
 宮城県亘理郡山元町 副町長 樋口 保  氏
■パネルディスカッション
・パネリスト
熊本市経済観光局観光交流部 部長 三島 健一 氏
宮城県亘理郡山元町 副町長 樋口 保 氏
那覇市経済観光部 部長 名嘉元 裕 氏
沖縄県ホテル旅館生活衛生同業組合 事務局長 銘苅 直子 氏
沖縄県文化観光スポーツ部観光振興課 課長 雉鼻 章郎
・モデレーター
株式会社JTB総合研究所 エグゼクティブフェロー 髙松 正人 氏

この件に関するお問い合わせ

部署名 企画・施設事業部 企画課
担当者 上里
TEL 098-859-6126
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