沖縄フィルムオフィス支援作品 「ずいせん学徒の沖縄戦」~戦後75年に思う、命どぅ宝~ 上映決定!

2020.06.19

沖縄フィルムオフィス支援作品 「ずいせん学徒の沖縄戦」~戦後75年に思う、命どぅ宝~ 上映決定!

 一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー(沖縄フィルムオフィス)支援作品『「ずいせん学徒の沖縄戦」~戦後75周年に思う、命どぅ宝~』の上映が決定しました。
本作品は、沖縄フィルムオフィスが制作支援したもので、終戦75年の節目に合わせて、沖縄戦の実相を広く伝えたいという目的で制作され、今回、平和記念公園、てだこホールにて初めて公開されます。
 
■上映場所:平和祈念公園内芝生エリア(沖縄県平和祈念資料館前)
上映日時:令和2年6月22日(月)、23日(火) 上映開始20:00
参 加 費:無料
 
上映場所:アイム・ユニバースてだこホール 大ホール
上映日時:令和2年6月28日(日) 開場 13:30 上映 14:00
参 加 費:大人1,000円
 
■内 容
沖縄県立首里高等女学校在学中にわずか17才で女子学徒隊として動員された宮城 巳知子さんの証言を元に、少年少女たちが国策による戦争に巻き込まれた史実、戦場の最前線をいく少年学徒の「生と死の狭間」を実写化した作品となっています。
1945年、第二次大戦末期の沖縄戦において、何の罪も無い学生がどのようにして戦場へと巻き込まれ、その多数が犠牲となってしまったのかを当事者の目線で描き、反戦平和教育に精力を注いだ宮城 巳知子さん亡き後も、沖縄戦の“真実”を語り続ける内容となっています。
 
■ロケ地:旧海軍司令部壕(豊見城市)等
■監 督:田林 憲治/未来オフィース株式会社 代表取締役映画総合プロデューサー
■製 作:未来オフィース株式会社
 
 
 
■宮城巳知子(みやぎ・みちこ)プロフィール
大正15年沖縄県北谷村に生まれ。学徒動員により県立首里高等女学校ずいせん学徒員として32軍師団(石)直属看護要員として従軍。ふりかかる戦火の中、ナゲーラ陸軍野戦病院壕にて首里高女台41期生として卒業式を迎える。ずいせん学徒隊61名中33名が戦死、辛くも一命を保つ。
戦後沖縄文教学校(現琉球大学)卒業後、小学校教師として教壇に立つ。
退職後、沖縄戦の「語り部」として、反戦秘話活動に精力を注ぐ。
 
2000年8月 NHK沖縄、「生と死の狭間で」展実行委員会の共催による「宮城巳知子/
生と死の狭間で」展を那覇市民ギャラリーにて開催会期1週間で延べ2500名を動員し、琉球新報1面トップで「沖縄の顔」として紹介され、反響を呼ぶ。
2002年 宮城巳知子 著/成井俊美 絵による「ずいせん学徒の沖縄戦」を執筆
(ニライ社)
2005年 植樹のため戦後初めて天皇皇后陛下が沖縄を行幸されたおり、宮城以下ずいせん学徒生存メンバーは両陛下へ拝謁が叶い、「ずいせんの塔」へ献花を賜わる。
2015年 宮城巳知子の活動が劇場公開映画「17才の別れ」(斎木貴郎監督/SIZE)として6月23日沖縄慰霊の日に県立平和祈念資料館にて特別公開される。新聞、TV、雑誌等出演掲載多数。2016年髄膜炎のため物故。 
 
 

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