「観光危機管理体制運用ワークショップ」を開催しました

2021.02.17

沖縄県と一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー(会長:下地芳郎、以下OCVB)は、複合災害(地震・津波、コロナ禍)における観光危機管理体制の強化を目的に、観光危機管理体制運用ワークショップをオンラインで初開催しました。
 
本ワークショップには、沖縄県、市町村、観光協会、観光関連団体・事業者が参加し、オンライン上で4班に分かれテーマに沿って議論を交わしました。
 
ワークショップ①では、初動~応急時の対応として、観光客の帰宅支援について検討しました。
今後の課題として「優先的に帰宅させるべき対象を整理し、帰宅対象者を避難所から空港・港まで誰が、どのように移送する必要があるのか、役割分担と連携先を事前に把握する必要がある」等の意見が参加者より挙げられました。
 
ワークショップ②では、復旧・復興について検討しました。
目標設定(いつ、どのような状態になりたいのか)や、復旧・復興に向けて何を実施するのかに関して、参加者それぞれの立場で意見を述べ、「地震・津波による風評被害を最小限に抑えるためにも、復興・復旧への対応は危機への対応と並行して、早期に検討・実施する必要があること」を確認しました。
 
ワークショップ③では、沖縄県立中部病院 感染症内科 高山 義浩医師をお迎えし、「新型コロナウイルスの流行と沖縄県における対策」と題しご講演いただきました。
感染対策を考えるうえで重要な3つのポイントの他、PCR検査に関わるエビデンス、新型コロナウイルスへの感染リスクの考え方、離島における新型コロナウイルス対策の段階的運用方法などご説明いただき、参加者からの質問にもお答えいただきました。
 
全体を通して参加者の皆さまからは、「災害は常に起こり得ることという認識のもと、平時からできる限りの対応策を検討していくことが重要だと改めて感じた」「他県には無い、こうした取り組みは今後も継続・充実・発展させていくことで、沖縄がより魅力ある訪問先であり続ける事につながる」「高山先生の講義は大変勉強になった。直接現場対応されている方からの話を聞けてとてもよかった」など満足度の高い感想を多数いただきました。
 
沖縄県・OCVBでは、災害や危機に強い観光地を目指し、市町村・観光協会・観光関連事業者の皆様とともに本県の観光危機管理体制構築と強化を引き続き図って参ります。
 
 
【概要】
主催:沖縄県及びOCVB
日時:令和3年2月4日(木)10:00~17:00(開場9:30)
場所:沖縄産業支援センター大ホールよりオンライン配信
参加者数:22機関78名(沖縄県、市町村、観光関連団体・事業者、OCVB)


【プログラム】
時間 内容
10:00~10:10 主催者挨拶(沖縄県)
10:15~10:25 ワークショップ説明
10:30~12:10 ワークショップ①【事例検討:初動~応急】
12:10~12:55 休憩
12:55~14:25 ワークショップ②【事例検討:復旧・復興】
14:30~16:00 ワークショップ③【事例検討:コロナ対策】
16:00~16:10 休憩
16:10~16:55 観光危機管理体制・計画へのフィードバック
16:55~17:00 主催者謝辞(OCVB)
 

この件に関するお問い合わせ

部署名 企画・施設事業部 企画課 危機管理チーム
TEL 098-859-6126
FAX 098-859-6222
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