「奄美・沖縄」世界自然遺産登録へ ~登録勧告後の動き~ 

2021.05.27

沖縄県・(一財)沖縄観光コンベンションビューローと鹿児島県・鹿児島県観光連盟は「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島(「奄美・沖縄」)」の世界自然遺産登録に向けて、平成27年度より共同で「奄美・沖縄」観光・交流連携体制構築事業PR事業を実施しておりますが、この度、2021年5月10日に世界自然遺産候補地「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島(「奄美・沖縄」)」の登録審査の前段階となる、国連教育科学文化機関(UNESCO)の諮問機関(IUCN)による「登録勧告」がなされました。

今後、2021年7月(予定)に行われる【UNESCO世界遺産委員会】にて登録の可否が正式決定されます。
引き続き、登録正式決定の吉報を楽しみに待ちつつ、守るべき悠久の自然に対する価値観を共有しながら、奄美・沖縄エリアの魅力をより広く周知できるようプロモーションに努めてまいります。
 
■これまでの世界自然遺産登録に向けた動きとOCVBの取り組み
平成27年以降、沖縄県・鹿児島県の両県にて共同で進めてきた「奄美・沖縄」観光・交流連携体制構築事業PR事業では、登録推薦地域の周知促進PRや、広域に及ぶエリアを一つにつなげるための「ルートづくり」、持続可能な観光地の保全へも繋がるエコツーリズムの推進など、多岐に渡って展開してまいりました。
この先も「奄美・沖縄」世界自然遺産としてより多くの方の心に残るよう、関係機関と連携しながらPR展開を進めてまいります。
 
■登録勧告後の反応
登録候補地の魅力を紹介する特設サイト「時を紡ぐ、彩の島 奄美・沖縄」へのアクセス数が大幅に増えるなど、世間の関心の高さが顕著に伺えます。
また、各旅行業界より関連する旅行商品販売促進への協力依頼も増えており、関連したオンラインツアーや各種セミナー、旅行商品の造成がなされるなどと、登録勧告を受け各旅行業界の動きも活発化しています。

一方で、世界自然遺産に登録されると、多くの観光客が訪れることで自然環境への負荷を懸念する声もあることから、環境への負荷軽減に配慮した観光のしかたや訪問時に守ってほしいルールの発信等、持続可能な観光の実現に向けた取り組みを行ってまいります。

今後も、登録勧告地域の関係者との連携も密に図りつつ、旅行業界や関連企業との連携による、正式登録に向けた機運醸成へと努めてまいります。
 

この件に関するお問い合わせ

部署名 誘客事業部 国内プロモーション課
担当者 川平、照屋、賀数、屋宜 
TEL 098-859-6125
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